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白湯(さゆ)は危険!? ~溶存酸素が寿命を延ばす~

白湯(さゆ)は危険!? ~溶存酸素が寿命を延ばす~

「白湯は健康に良い」と思っている方が多い(特に女性)。

550人の女性を対象にした、とある調査結果。

「白湯を飲むことがある」と回答した人は、全体で60.9%!!

白湯を飲む理由は「温まりたいから」、「内臓や腸を冷やしたくない・優しいから」、「体にいいと聞いたから」

 

しかし、白湯は飲み方を間違えると危険な飲み物です!!

なぜなら、沸騰させると水の中の酸素が抜けてしまうから。

水の溶存酸素はとっても重要!!

 

今回は、「さゆ健康法」に警笛を鳴らす記事。

ガンガン沸騰させて白湯を飲んでいる方は、最後まで読むと健康寿命が延びるかも。

 

白湯の起源はアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)

 

 

白湯の効果(一般論)

ざっくり言うと、「体が温まり、血行や代謝が良くなる」。

・冷え性改善

→血行が悪くなる原因の一つである、「腸の冷え」を防ぐ。

・新陳代謝が活発になる

→白湯を飲むことで、内臓の温度がアップ。

そのため、内臓を温める際に使われるエネルギーが、消化促進にまわされる。

結果的に「老廃物を排出しやすい身体」になり、「肌荒れや便秘改善」のほか、基礎代謝アップによる「ダイエット効果」もあるといわれている。

一般論を聞くと、なんか良さげだね

 

危険な「白湯の正しい作り方」(一般論)

➀やかんに水を入れ、強火にかける。

➁沸騰したらやかんのフタを取り、大きな泡がブクブクと立つ程度に火加減を調節し、10分ほどそのままに。

③10分経ったら火を止め、約50℃まで冷ましてから飲む。

これはヤバイ!

 

白湯が危険な理由

 

水に含まれる溶存酸素がなくなるから

水に含まれる酸素は、温度が高くなるにつれ減少します。

沸騰した水には、ほとんど酸素がありません。

 

水(H2O)は水素(H)と、酸素(O2)でつくられています。

この水素と酸素のバランスが、非常に大事。

酸素が抜けた水は、とてもアンバランスなのです。

これは死んだ水といっても、過言ではありません。

 

「すべての病気の原因は酸素欠乏症である」

「すべての病気の原因は酸素欠乏症である」

野口英世博士の言葉です。

 

野口英世博士は数々の成果を上げ、人類に大きく貢献。

ノーベル医学賞候補に3度も名前が載るほどの、世界的な医学者です。

千円札の人だね

 

 

酸素は水や食べ物と同様、生きるために必須です。

というか、酸素がいちばん大事!

人は、酸素なしでは3分も生きられません。

 

 

藤田紘一郎氏(東京医科歯科大学名誉教授)も「白湯を飲んではいけない」と語る

・沸騰させたさゆは、溶存酸素を失った「体を壊す水」

・沸騰させれば、せっかくの溶存酸素や水の活性を失ってしまうことになる

藤田紘一郎氏のコメントより

 

さゆを飲んで健康になるという「さゆ健康法」のようなものが流行していると聞きます。

暖かいものを飲めば、体が温まります。その効果は確かにあるでしょう。

しかし、水の活性を健康に取り入れようと思うのならば、沸騰させた水に効果はありません。

むしろ、さゆを水道水でつくるのは、残留汚染物質を濃縮して飲むようなものだと思ってください。

コチラのサイトより引用

 

藤田紘一郎 (ふじたこういちろう)

1939年、旧満州生まれ、東京医科歯科大学卒。

東京大学医学部系大学院修了、医学博士。

金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、現在、東京医科歯科大学名誉教授。

専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。

 

「塩素を抜くために沸騰させている」という方へ

水道水を飲み水にしているなら、ミネラルウォーターに変更しましょう。

 

 

そもそも、水道水は飲み水に適しません。

水道水には塩素以外にも、様々な化学薬品(体に良くない物質)が入っているからです。

 

早死にしたければ白湯を飲もう

白湯を冷ましたものを、「湯冷まし」といいます。

この湯冷ましの中で、金魚は長生きできません。

溶存酸素が少ないからです。

 

水に含まれる酸素は、魚にとって必要不可欠。

水槽にブクブクで空気を送るのも、水に酸素を入れるため。

 

「それは魚の話でしょ!?」

 

ですが、魚も人間も小さな細胞の集合体

魚の細胞に良くないものは、やはり人間にとっても嬉しくないのです。

 

毎日「正しく作った白湯」をたくさん飲んでいたら、マジで早死すると思います。

 

白湯の効果(持論)

 

温かい(or 冷たい)飲み物は、細胞を適切な大きさに保つために役立ちます。

夏に冷たいものが飲みたくなるように、冬に温かいものを欲するのは自然です。

体の細胞は暑くなると膨張し、寒いと委縮します。

細胞が正常に働くためには、膨張しても、委縮してもダメ。

暑い夏はダラ~っとして、のびちゃいますね。

寒い冬は凍えて、動きが鈍ってしまう。

 

「体を温める」ならお湯で

 

「カラダを温める」目的なら、白湯ではなくお湯でイイ。

そしてお湯の温度は、40~60℃前後がオススメです

この温度なら、まだ酸素が残っているから。

 

 

白湯はカラダを温めるメリットよりも、水の溶存酸素が抜けるデメリットの方が大きいと思っています。

 

もちろん、「あったかい物が飲みたいから」というのはOK。

ただ、「健康のために、沸騰させた白湯を毎日飲む」というのは危険ですよ~、というお話でした。

 

それでは、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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