「飛行機雲とは何か?」
「飛行機雲が消えないと、翌日に雨が降る理由は?」
といった疑問を解明していきます。
この記事を最後まで読むと、翌日に雨が降ることを予測できるようになるかも⁉
飛行機雲が消えないと翌日に雨が降る理由
飛行機雲とは
飛行機雲(ひこうきぐも)は、飛行機の航跡に生成される細長い線状の雲。
ジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分、あるいは翼の近傍の低圧部が原因となって発生する、排煙ではなく雲である。
~ウィキペディアより~
飛行機雲の発生要因は2つある
①飛行機の排気ガス中の水分が作る雲
上空1万メートルの気温は、マイナス50度といわれています。
その冷気に冷やされて、ジェット機の排気ガスが雲になるというワケですね。
寒い冬に、息を「はぁ~」っと吐くと、息が白くなるのと同じ現象といえます。
②飛行機の周りの空気が作る雲
飛行機の翼の上の部分と、下の部分とでは気圧の差ができる。
低圧部で気温が下がるため、雲が発生します(雲のでき方と同じ原理)。
飛行機雲が消えないと雨が降る理由は?
飛行機雲が10~15分以上消えずに空にとどまっていれば、翌日雨が降る確率が高い。
その反対に、ジェット機が飛んでいるのに、飛行機雲ができない、あるいは、できてもすぐに消えるようなら、翌日は晴れる可能性が高いんです。
これは、先ほど説明した「飛行機の周りの空気が作る雲」が関係しています。
ジェット機が飛んでいる高度の大気の状態によって、飛行機雲のでき方が異なるのです。
上空の大気が乾燥している時は、飛行機雲はできにくく、できたとしてもすぐに消えてしまいます。
逆に、大気の湿度が高いときは、飛行機雲もできやすく、消えにくいのです。
湿度が高いということは雨が降りやすいということ。
飛行機雲が消えにくい時は、1000㎞ほど西で、低気圧が雨を降らしている場合が多いのです。
低気圧のスピードは約時速50㎞ですから、ほぼ20時間後に、その低気圧がこちらにやってくる可能が高いというわけです。
~「伊東家の食卓」裏ワザ大全集より~
空を見上げる楽しみが、ひとつ増えたぞ~。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。